Googleのデータサイエンス講座「Google Data Analytics」を受けてみた
Courseraにある「Google Data Analytics」という講座を受け終わった。
今日はGoogleのデータアナリスト講座を約3ヶ月間受講して気づいたことをまとめる。
そもそもGoogle Data Analyticsとはどんな講座なのか
これは、データアナリストになるための基礎を広く学べる初心者向けの講座である。
Googleのアナリストがデータをどのように活用してビジネス課題を解決しているか学ぶことができる。講座を通じて、スプレットシートや、SQL、TableauやR、などのデータ分析ツールを使いながら実践的な経験を積むことができるようになっている。
所要時間は全部で200時間ほどであり、講義や課題は全て英語で行われる。
良かった点
・さまざまなデータ分析ツールに触れられる
データ可視化ツールのTableuやデータベース解析に用いるSQL、Googleが提供するデータウェアハウスであるBig Queryなど、今まであまり触れてこなかったツールを基礎から学べたのはいい経験になった。
・Google社員の生の声を聞ける
講義の中には、現役のGoogle社員のインタビューがたびたび含まれている。
リアルでは滅多に会えないGoogleの社員が仕事において大切にしていることを聞けたりするので、貴重な機会であった。
社員の中には格好が奇抜な人がいたのだが、ただものではない感じがひしひしと伝わってきた。奇抜なのだが知性に満ち溢れていた。
社員のインタビューの中で一番印象的だったことは、「自分が成長すべき分野を認識し、周囲のリソースを活用して改善に努めることで、毎日、毎月、毎年、自分を向上
させるために努力する」ということである。仕事に対して決して受け身の姿勢でなく、
自発的に取り組む姿勢に感銘を受けた。
・英語の勉強にもなった
講義、テスト、学習用教材は全て英語のため、リスニング、リーディングの勉強にも
なった。もちろん英語を完璧に理解できたわけではないのだが、講義に字幕をつけたり、分からない箇所を翻訳にかけたりして、英語に立ち向かうことで、学びにはなった。
イマイチだった点
・発展的なデータ分析の知識が学べるわけではない
講義はデータアナリストを目指す初学者向けの講座である。
そのため、機械学習手法を用いてデータ解析をするわけではないところや、データ分析によく用いられるPythonを扱っていないところは少し残念であった。
来年データサイエンティストとして働く私と、Googleのデータアナリスト講座とでは、求めるスキル・学べるスキルに少しギャップがあった。
・コース証明書の取得には少しお金がかかる
Courseraでは、講義動画を見るだけなら無料でできる。しかし、追加課題を解いたり、コース証明書を取得するには月額料金を払う必要がある。
せっかく200時間もかけるなら証明書が欲しいと思いコースの購入を決意したが、毎月7000円弱の費用は手痛い出費であった。
まとめ
今日は、Courseraの「Google Data Analytics」という講座を3ヶ月受講して感じたこと
をまとめた。講義が英語であり上手くいかない点も多々あったが、それでもデータアナリストに関する幅広い分野の勉強をできたことは有意義であった。
ネタバレになるかもしれないが、講義の最後の動画で、今まで登場したGoogle社員20人ほどから「おめでとう!」と言われた時は感動的だった。
今回で英語の講義に対する抵抗感が薄れたので、またいつかGoogleの講座を受けたいと思う。
おしまい